はじめから何もかもうまくいくことはありません。
気長に気楽に取り組みましょう。
あんまりキチキチに詰めていくと疲れちゃいますし、
猫の反応が悪いと(食べてくれない、戻すなど)ガッカリ感が大きくなります。
最初のうちは食材はムダになることばかりが続きます。
わが家は生肉食を初めて6年、これまでいったいいくらをドブに捨てたか。
だけど、これは仕方ないことなんです。
だって、どんな肉が好きなのか、戻さないのか、からだに合うのか、
どんな野菜やサプリを与えると調子が良いのか、悪いのか、
いろいろ与えて試さないとわからないからです。
よその猫に良くても、自分の猫にも良いとは限りません。
自分で実際に試さないとわからないんです。
時間だってかかります。
大抵の場合、猫がすでに成長していれば生肉食への移行は大変です。
わが家のように、猫たちがごく若い時に始めた場合はラッキーですが
多くのご家庭では移行に苦労していらっしゃいます。
2年以上かけて移行させた方もいるくらいです。
どうかあせらずに取り組んでください。
生肉食を与えるには費用がかかります。
私のお給料は・・・大きな声では言えませんが・・・・かなり低いです。
でも、猫たちの食事代だけはケチりたくありません。
あ、もちろん自分のも^^;
というか、初めからその金額は当然出ていくものと考えているので
そんなにかけているという感覚はもはやありません。
食事の用意をするときは、できるだけ楽しい気分で調理してくださいね♪
明るくて楽しいお母さんが用意してくれた食事はおいしく感じますよね。
目には見えないプラスのエネルギーも猫たちのごちそうになりますよ。
ほぼ同じ材料ですが、種類を少し増やしています^^

【材料】
・鶏がら(スープストックでも可)
・にんにく
・塩
・ニンジン
・アスパラガス
・ブロッコリ
・ギー(精製バター)or発酵バター
・ごはんor片栗粉
・鶏むねミンチ
・鶏ヤゲン
・くるみ
【作り方】
(1)野菜3種はフープロでみじん切りにしておく。
(2)鶏ガラ(orスープストック)とにんにく1カケラでスープを作る。
(3)スープ少量を小鍋にうつし、塩ひとつまみ、(1)の野菜を加え、日が通るまで煮る。
(4)ギー(or発酵バター)、ご飯(or水溶き片栗粉)を加え、とろみをつける。
(5)生の鶏むねミンチを器に盛る。
(6)人口大に切った生の鶏ヤゲンを添え、(4)のあんを上からかける。
(7)くるみを砕いたものをトッピングして適温になったらできあがり。
※ポイント
野菜あんは作りだめして製氷皿で凍らせれば、必要なときに必要な分だけ使えて便利です。
スープ自体がたくさん残った場合は飼い主さんが召し上がれ♪
【食材使用の理由】
・にんにくは免疫力アップ及びノミ予防
・塩は生き物には当然必要
・ニンジンはミネラルとビタミンが豊富、老化防止の役割もあり。
・アスパラガスには利尿作用があるので、ストラバイトになりやすい猫にぴったり。
・ブロッコリはビタミンCが豊富ですぐれた抗がん作用をもつ。
・ギーはアーユルヴェーダで薬としても用いられるほどのもの。しかも発酵バターで自宅で簡単に作れるものなので、ぜひ多くの方にオススメしたい!
・鶏むねミンチはビタミンAを多く含む。何より入手しやすい。
・鶏ヤゲンはむね肉だけでは不足しがちなカルシウムの補給に。
・ごはん、片栗粉は重要な糖質源。
・くるみには抗酸化物のビタミンEが豊富に含まれる。約70%が脂質。ギーを使っているので油脂摂りすぎにならないようトッピング程度に。
見た目を考慮して、あんはかけただけにしていますが、実際に与えるときは全部混ぜちゃうほうが良いですよ~。
その方が猫も全部きれいに食べてくれます♪
近所の野良猫に、私がいつも「千代ちゃん」と呼んでいる子がいます。
彼女は去年に続き、今年も子猫を産んだようでおっぱいが大きくなっていました。
千代ちゃん自身はすっかりやせてしまい、毛づやもなく、見ていると切ないです。
去年は、子猫たちはどうも育たなかったようです。
今年は1匹だけでも成猫になってくれるといいなぁ・・・・。
子猫を拾う方も全国的に多くなっているでしょうね。
このサイトを訪れてくださった方には、子猫には子猫用ミルクではなく「牛乳」(ただし低温殺菌の無調整牛乳)が良いということを知って実践なさった方もいらっしゃいますが、さて、では離乳食はどうしますか?
手作り食の場合、離乳食というのは特にメニューがないんです。
言いかえれば、オトナ猫と同じものでOK!ってことですね。お気楽~。
気をつけるのは、与える量と回数、素材がミンチ状かペースト状になっているか、くらいでしょうか。
というわけで、簡単メニューを考えてみました。(本当に簡単です^^)
【材料】
人間用に買ってきたものから、ちょっとずつ取り分けて使えばOKです!
1.鶏
2.レバー
3.ニンジン
4.ブロッコリー
5.スープ(市販のスープの素でもいいし、鶏ガラでだしをとっても良いです)
6.片栗粉orごはん
【つくり方】
1.生の鶏肉、レバーをフープロにかけてペーストにする。
2.スープでニンジン、ブロッコリーを煮る。スープの味付けはごく薄味に。少量の塩分を摂取するのは必要なことですが、人が食べてちょうど良い味は濃すぎです。
3.2の野菜スープをミキサーにかけ、ジュース状にする。
4.3に片栗粉を入れてとろみををつける。片栗粉がない場合はごはんをいれて少し煮る。
5.1のお肉に4のスープをかけ、混ぜて適温になったらできあがり。
ちなみにこのごはん、我が家の猫たちには大人気です・・・(*^o^*)
野菜スープは自分用に作ったものでも良いんですよ~。
味付けだけ薄めれば猫用に転用できます。
ただし、玉ねぎなどの猫には注意が必要な食材を使っていないことが前提ですね。
グルメな猫のことですから、野菜はミキサーやフープロにかけて、取り除けないくらいの小さな状態にしてください。粒が大きいと残しちゃいます^^;
お肉は特に子猫のうちはレバー類を与えましょう。
3日に1日はレバー食、あるいは毎日少しずつ与えるなどしてください。
お肉の種類はいろいろありますよ~。
・鶏 ・ラム ・牛 ・馬 ・鹿 ・カンガルー ・SPF豚 ・うさぎ ・ダチョウ
特に前から5種類の肉に関しては、専門のショップで内臓類も売られているので、鶏レバーばかりになって栄養が偏ることもありません。
猫たちの食いつきもとても良く、おまけに真空パックだから冷蔵でもOKという、主婦の味方?で便利なお肉です。
ところがこれ、1kgパックなのです。
猫の場合は1日100g摂ったとしても、1頭飼育の場合900gも残ってしまいます。
我が家は2頭。それでも800g残ってしまいます~。
じゃあ残った分の保存方法は?
単純な方法としては小分けにしてラップに包み、ジップロックに入れて冷凍保存、です。
ただしこれだと解凍した後、ラップを広げるときに肉汁が手に付きます。小さなことだけど、これが結構面倒だし、匂いも気になるんですよね。ラップの使い捨てもなんだかもったいないし。石油が原料だから、ムダづかいしちゃいかんな~、とか(^m^)
そこで我が家では200ml容量のタッパーを使用しています。(100均で3個入りが売られています。)ちょうど肉200gがぴっちりと収まるので、なるべく空気を抜いてしっかり詰め、ふたも空気が入らないよう肉を抑えつけながらかぶせます。あとは冷凍庫にぽいっでおしまい。
形は、長方形のものを選んでいます。冷凍庫にぴったり収まりますから、円より四角の方が使いやすい!
1頭飼育のご家庭なら、100ml容量のタッパーをお使いになると1日分になり、鮮度の高い状態で肉を与えることができます。あるいは毎回解凍したてが良いなら、50ml容量のものをお探しになってみては?
ただし、900gの肉を50mlのタッパーに詰めるとなると作業が大変になります。やはりここは、せいぜい100ml程度のタッパーが現実的ではないでしょうか。
特に犬かな?
ぶどうを食べさせると死んでしまうんですって。
へー。
ほー。
ワインを醸造するぶどう園で飼われている犬たちが、熟して落ちたぶどうを食べるなんてことは日常茶飯事だけど、彼らが元気なのはなぜなんでしょう???
というより、ぶどうが悪いなんて広めたのは誰なんでしょう???
ちなみに、ぶどうを食べて死んだ犬がいるというのは本当です。ただし、原因がぶどうなのかどうかはわかっていません。つまり、他の食材、食べ合わせ、あるいは誤って薬品を摂取した、等が原因かもしれないのです。
だけど「ぶどうは危険!」と私たちに洗脳させれば得をする人たちが世の中にはたくさんいるわけで・・・
「人の食べるものを何でも安易に与えると死んでしまいますよ!」と信じ込ませれば、富を得られる人たちがいるわけで・・・
そんなこんなで「ペットフードが最高の食べ物ですよ~」と思い込ませられるんですね。
いやあ、コワイコワイ。
ちなみに、3年間玉ねぎしか食べなかった猫を飼っていたという人を私は知っています。
あの、食べたら危険!だと言われる玉ねぎですよ~。
そういえば、私の育ったあたりでは「ねこまんま」と言えば味噌汁ぶっかけごはんを意味します。
我が家では味噌汁に玉ねぎが入らなかったことはありません。
この味噌汁ぶっかけご飯を、我が家の犬は毎日食べていて元気でした。
夜は魚の煮汁ぶっかけご飯です。
塩分たっぷりですね~。
でも元気でした。
私たちが常識だと思っている「あれダメ」論、一度バッサリ捨ててしまわないといけないかもしれませんね。
ホリスティックケアを勉強している人なら誰でも知っていることですが、なんで多くの人が「猫に塩分は厳禁です!」などと言うのかとても不思議です。
人間に比べるとほとんど摂らなくていい、というのが全く摂らなくていい、更に摂ってはいけない、という風に変化したのかなぁ???
犬や猫が野生の場合、捕食する動物の血液には当然ながら塩分が含まれています。
その量、約1%。
これが結構な量なのですよ~。
どれくらいのしょっぱさか知りたい方は99CCの水に1グラムの塩を溶いてなめてみてください。
「え!?こんなに?」
ってくらいしょっぱいんです。
手作り食を実践する方は、つい塩分を控える傾向があるかと思います。
塩分もちゃんと加えてくださいね。
岩塩、味噌、醤油などがオススメです。
本来、大人(成猫)には与えなくても良い食材ですが、便秘がちであることを考えると、適度に脂質が含まれている牛乳は効果的なのではないか、との配慮で与えています。
2匹とも牛乳が大好きなので、食事を終えた後は目をキラキラさせて私を見上げます。
「牛乳まだ?はやくはやく!」
牛乳を与え始めてから、便秘がちの次女猫のお通じが良くなりました。
相変わらずトイレではないところにポトポト落としてくれますが(^ ^;)、とにかく排泄がスムーズにできているのを確認できただけでうれしくなる私ですから、ここ最近の彼女の立派な「落し物」を見ると感嘆の声まで上げてしまう始末です(笑)
ゆるくなっている感じはありません。
とにかく良い状態の便が出ています。
本当に牛乳のおかげなのかどうかは今のところ定かではありませんが、しばらくの間は与え続けてようすを観察しようと思います。
もし便秘がちの猫を飼っている方がいらっしゃれば試してみると良いかもしれませんね。
だけどくれぐれも最初は「大さじ2杯程度のみ」を守ってください。
下痢をする子もいますから。
さて、成猫の場合は?
大人になるにつれ、乳糖が分解できにくいからだに変化します。
人間と同じですね。
赤ちゃんが母乳で下痢を起こすことはないのに、大きくなると牛乳で下痢をする人がいます。
猫も同じで、平気な子は平気だけど、そうではない子も多いそうです。
我が家の2匹はどうなのかな?
次女猫は便秘気味だし、多少ゆるくなっても良いはずだし(汗)、そんなことを考えつつもセオリー通り「最初はおおさじ2杯程度」を守って与えてみました。
与えたのは「伊都物語」。
福岡圏では有名なこだわりの牛乳です。
なつかしい瓶入りに紙のふた。
ふたをあけるとクリームが固まってついています。か、感動!
大さじ2杯程度を食後に与えると、大喜びできれいにお皿をなめとるように飲む猫2匹^^
結果・・・下痢なんて起こしませんね~。
耐性があるのか、量を守ったからなのかはいまのところ不明。
ウンチは1個だけしか出しませんでしたが、いつもより大きい!
ちょっとうれしい。
なんだか対処療法のようですが(汗)。
実は実は・・・
私もつい先日までそう思っていたのです。
ところが、調べてみるとどうも大きな間違いだったようです。
ぜひこちらのサイトをお読みください。
目からウロコです。
NPO法人テイルズのお話「私達の失敗 ・ 粉ミルクでの授乳」
気軽にねこごはん「子猫に牛乳はダメ?」
いや~、なんというか、久しぶりに涙がでるくらい感動しました。
読んだ瞬間納得。
自分自身で子猫を育てた経験がなく、子猫用ミルクを使用した経験がないので、今まであまり考えることはなかったのですが、心のすみっこで何となくあやしいニオイを感じていたのです。
ホリスティックケアの考えからすると、当然と言えば当然です。
たとえば現在50歳以上で子ども時代から猫を飼っていたという人たちに聞くと、多くの方が、子猫には牛乳を与え、人間の食べ物を食べさせ、ワクチンなんか打たせたことがないとおっしゃいます。
でもその方たちの猫たちはぴんぴん元気です。
そして何よりも私が感心するのは、みな「老衰で死亡する」こと。
私たちが今までいかにペットフードメーカーや、それらの商品により利益をあげる獣医師に「すりこみ」をされてきたか、再確認してしまう結果となりました。
ではポイントをおさらいしておきましょうね。
【子猫に与える牛乳についてのポイント】
◎低温殺菌のもの
◎成分無調整のもの
◎品質に信頼のおけるメーカーのもの
◎冷蔵~常温までのもの(決して温めてはいけない)
【子猫に牛乳を与えて下痢をしないのか?】
◎子猫は乳糖を分解できる、しかも乳糖は脳の発育に必要不可欠
◎母猫の母乳にも、実は乳糖が含まれている
◎母猫の母乳と牛乳の成分は非常に似ている
◎牛乳を与えると一旦は下痢をしその後カチカチ便になって便秘になるが、それが正常
とのことです。
ホリスティックケアを勉強していて本当によかった。
万が一子猫を拾ったら絶対牛乳で育てようと思います。
ちなみに、福岡にお住まいの方でしたら「伊都物語」がぴったりの牛乳ではないでしょうか?
これもネコという「種」を考えてのことですが、もともとハンターである猫は自然界ではいつでも食事ができることは当然ないわけです。
ですから1日中フードを食器に入れたままというのは自然界では考えられないことといえます。
また、いわゆる「置き餌」をすることにより、猫の嗅覚が麻痺してしまい、満腹や空腹をつかさどる中枢に損失を起こすと言われています。
朝早く起こされることも多く、飼い主としては辛いですが、そういった状態が健康なのです。
飼い主さんはぐっと我慢のしどころです(苦笑)
食事は時間を決め、30分以内に食べ切らない場合は残っていても廃棄します。
気に入らないフードが続くと食べてくれない場合もありますが、心を鬼にして30分ルールを守ります。
猫もあきらめて、少しは食べてくれるようになります。
人間でもヨガで絶食をすることがありますが、猫にもたまの絶食は良いこととされています。
厳しい方は毎週1日は抜くそうです。
私はそこまではしませんが、1泊で実家に帰るときなどを利用して絶食させることがあります。
これも、自然界のネコのことを考えると当たり前のことなのでしょう。
かわいいわが子がおねだりをするから、とついつい与えすぎて肥満猫にさせないためにも大切なことですね。
もっとも、我が家のように完全手作りの生肉食だと置きっぱなしはもとよりできませんし(腐れちゃう!)、おやつを与えようにもすぐに作れないので与えられませんから一石二鳥かも?(笑)